一般社団法人ヨグネットは、2023年12月15日に羽田空港にオープンする「羽田産直館」へ、正会員・準会員のご当地ヨーグルトの卸販売を開始します。
国内外の様々な地域の人々が一点に集約する空港にて、日本の地場の魅力を発信し、新たな交流を創出する場として創設される「羽田産直館」の理念に深く共感し、初の中間流通業に取り組みました。
羽田産直館
物流拠点でもある空港の特性を強みに、日本各地の新鮮な農作物をはじめ、海産物、肉、菓子、地酒などの幅広い味覚を取り扱う店舗。
自治体と連携したイベントやPRコーナーも展開されます。
運営 :日本空港ビルデング株式会社
開業日 :2023年12月15日
所在地 :羽田空港 第1ターミナル 2階 マーケットプレイス
営業時間:7時〜20時
電話番号:03-3747-0727
ご当地ヨーグルト販売概要
ヨグネットに正会員・準会員として所属する全国の中小乳業メーカーや牧場が製造・販売するご当地ヨーグルトを常設にてお取り扱いいただきます。
オープン時は18会員(うち正会員14・準会員4)から31商品の納品を予定しております。
ヨグネットが受発注を一括管理することで取引を円滑に進め、商品の特徴をまとめた一覧表など の販促ツールを受注内容に合わせて作成することで、「ご当地ヨーグルト」としてのカテゴリー需要の拡大を目指します。
※上記画像はオープン時に入荷予定の商品です。ラインナップは随時入れ替わります。
現在ヤマト運輸が大田区への荷受けを停止している影響で、納品に影響が出ております。
可能な限り他の運送業者へ振り替えての発送を手配しておりますが、オープン日に商品が揃わない可能性があります。あらかじめご承知おきください。
代表コメント
ヨーグルトは、生乳100%のまま賞味期限を延長し付加価値をつけることのできる乳製品です。
地域で搾った自慢の生乳から副産物を生み出すことなく、遠方の方々までその味わいを届けることができます。
ご当地ヨーグルトは牧場が六次産業化して製造するもの、地域の酪農家が出資しあって設立した工場で地場の生乳だけを原料に製造するものなど、「乳」にアイデンティティを持ち、「乳」の味わいを届けることにクラフトマンシップを注いだ商品が多数存在します。
他方で、量産品と同じ土俵では価格競争に埋もれ、お取り寄せには冷蔵便の送料がハードルとなり、潜在顧客とのファーストタッチに苦戦する商品でもあります。
この課題の突破口として、ヨグネットでは「ご当地ヨーグルト」のカテゴリー認知の拡大に取り組んでまいりました。
乳酸菌の持つ力がブランディングの要となっている現在の日本のヨーグルト市場に、乳そのものの価値を引き込むことで新たな市場を創出し、ひいては日本の酪農の情勢改善にもつながることを多くの会員が願っております。
そんな中、「羽田産直館」では当会員のヨーグルトを複数取り扱いいただくことでまさに「ご当地ヨーグルト」として一丸となって魅力を発信することができ、1点からお手にとって試していただけることに大きな魅力を感じました。
特に羽田空港は北海道・九州便が充実しており、お取り寄せの送料が高くかかってしまう地域の方々に対して気軽な接点が作れることがアドバンテージです。
さらに、アジア圏の訪日外国人旅行客には日本の牛乳の需要が高いことから、アプローチ次第ではヨーグルトにもニーズを拡大していける余地は十分にあり、空港内の店舗にてご当地ヨーグルトを常設販売いただけることはこの上ない好機と捉えております。
オープン後は現場に通い、売り場のデータを共有いただきながら、より効果的にご当地ヨーグルトの魅力を発信し需要を拡大していけるよう、羽田産直館様ご協力のもと精一杯取り組んでまいります。
一般社団法人ヨグネット 代表理事
向井智香